佐藤 省 展      

【 一時休廊と次回のお知らせ 】

当土日画廊は、都合により2025年1月から3月まで休廊いたします。
今後の営業は都合により不定期になります。

展覧会開催の折には当サイトやFacebookでお知らせいたしますので、
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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<次回企画展>

「 佐藤 省 展  春は土の中にー 」

2025年4月10日(木)ー4月27日(日)
12:00ー19:00  開廊 木金土日

「そう、種子(いのち)のつぶやきの 浮遊を待ちつづけ・・・」(佐藤省)

展示に使われている素材は、作者自身がこれまでに食料としてきた果物などの種を永い年月にわたり収集してきたものです。DMに掲載された詩(冒頭)にある種子に”いのち”とあえてルビをふることに、今回の展示の主たるテーマがあると推察します。
佐藤省は、これまでにテラコッタなどの陶芸、陶土による磨き楕円体や古書によるオブジェ、ペーパードライポイントなどの平面作品を、かつて親しく関わってきた物たちをモチーフに…制作•発表してきました。
立体であれ平面であれ、詩的な異界をイメージさせる作風には動きがあり、その底には多くの場合空気の流れや時の移ろいを想い起こさせるものがあります。有機的な印象は佐藤省の作品の特徴であり、魅力でもあります。
この度、作家により展示に選ばれた場は、昭和の生活の記憶を留める4畳半の部屋です。ここに展開されるインスタレーションを通して、見過ごされてしまいがちな物たちの形の面白さや美しさを再認識して頂きたいのと同時に、1粒の種子の壮大な旅を想像していただければ嬉しい限りです。
それは地球上の生命体全てに共通するいのちの連鎖(歴史)の物語が秘められているのですから。

佐藤省は一方で言葉の人でもあります。
豊富な語彙から選び抜かれて詠まれる詩は美しく、現実と幽玄を行ったり来たりの世界に誘ってくれます。
展示には、言葉での参加者を募った約50名の方々の一行詩も加わります。
みなさまが種子(いのち)を素材に、どのような想いを詠んでいただけるのか楽しみなことです。

(土日画廊 板橋 記)

参考までに・・・

陶土による磨き楕円体 大人の両手から溢れるくらいのの大きさで、掌の感触が伝わります。

「アンティーヴが横たわる遥かな雲の皿の上」ペーパー・ドライポイント 2000年

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土日画廊ゆかりの作家情報
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【sculpture Selection:田中 毅

2/5(水)ー17(月)
日本橋高島屋 本館6階 美術彫刻コーナー
営業日、時間は高島屋HPをご覧ください。

伊藤カイ 展】

2/4(火)ー28(金)
ウイリアム モリス 珈琲&ギャラリー
画廊情報は画像をご覧ください。